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風営法が適用されるラブホテルとは

0 風営法が適用されるか否か


 現在、法改正により風俗法が適用されるラブホテルは新規に許可を取ることが非常に困難です。
 また、既得権ラブホテル(法改正前に存在したラブホテル)については、個人許可の場合、相続や事業譲渡ができません。
 したがって、今後、新たにホテルの経営を始めようとする方は、風営法上のラブホテルに該当しないように気を付ける必要があります。
 以下、風営法が適用されるホテルか否かのチェックリストを作成しましたので参考程度にご活用ください。
 なお、具体的な相談はお近くの専門家までお願い致します。

1 チェックリスト


①個室で異性が専ら休憩するための施設であるか
 YES→⑫へ  NO→②へ
②調理室を含む食堂とロビーの床面積は、どちらかが下記表未満であるか
 YES→⑦へ  NO→③へ
③施設の外から見える場所に、休憩の料金の表示はあるか
 YES→⑦へ  NO→④へ
④施設に出入りする者を見えにくくする設備(例 壁・カーテン)があるか
 YES→⑦へ  NO→⑤へ
⑤フロントは客との面接を妨げる状態にあるか
 YES→⑦へ  NO→⑥へ
⑥客は従業員と会わずに個室を利用できるか
 YES→⑦へ  NO→風営法は適用されない
⑦客との面接に適するフロントで宿泊者名簿の記載をせず、又は料金・鍵の受渡をしない施設か
 YES→⑧へ  NO→⑮へ
⑧自動車の車庫には天井又は屋根があり、かつ、2以上の壁・カーテンを有しているか
 YES→⑨へ  NO→⑮へ
⑨車庫が個室と接続しているか
 YES→風営法が適用される NO→⑩へ
⑩車庫と個室が面しており、個室の車庫側に出入り口があるか
 YES→風営法が適用される NO→⑪へ
⑪車庫と個室が廊下・階段で直接つながっているか
 YES→風営法が適用される NO→⑮へ
⑫回転ベッドやベッドを写す鏡など、性的好奇心に応ずるための設備があるか
 YES→風営法が適用される  NO→⑬へ
アダルトグッズが置いてあるか
 YES→風営法が適用される  NO→⑭へ
⑭長椅子等異性を同伴する客の休憩のための設備はあるか
 YES→風営法が適用される  NO→風営法は適用されない
⑮ ②③④のいずれかでYESと答えたか
 YES→⑯へ NO→⑱へ
⑯回転ベッドやベッドを写す鏡など、性的好奇心に応ずるための設備があるか
 YES→風営法が適用される  NO→⑰へ
アダルトグッズが置いてあるか
 YES→風営法が適用される  NO→風営法は適用されない
料金を面接しないで支払うことができるか
 YES→風営法が適用される  NO→風営法は適用されない


2 条文


 風営法第2条6項4号
専ら異性を同伴する客の宿泊(休憩を含む。以下この条において同じ。)の用に供する政令で定める施設(政令で定める構造又は設備を有する個室を設けるものに限る。)を設け、当該施設を当該宿泊に利用させる営業

風営法施行令第3条(政令)

1 法第二条第六項第四号の政令で定める施設は、次に掲げるものとする。
①レンタルルームその他個室を設け、当該個室を専ら異性を同伴する客の休憩の用に供する施設
②ホテル等その他客の宿泊(休憩を含む。以下この条において同じ。)の用に供する施設であって、次のいずれかに該当するもの(前号に該当するものを除く。)
イ 食堂(調理室を含む。以下このイにおいて同じ。)又はロビーの床面積が、次の表の上欄に掲げる収容人員の区分ごとにそれぞれ同表の下欄に定める数値に達しない施設
                    床面積
  収容人員の区分
                    食堂                ロビー
  三十人以下          三十平方メートル        三十平方メートル
  三十一人以上五十人以下     四十平方メートル        四十平方メートル
  五十一人以上          五十平方メートル        五十平方メートル
ロ 当該施設の外周に、又は外部から見通すことができる当該施設の内部に、休憩の料金の表示その他の当該施設を休憩のために利用することができる旨の表示がある施設
ハ 当該施設の出入口又はこれに近接する場所に、目隠しその他当該施設に出入りする者を外部から見えにくくするための設備が設けられている施設
ニ フロント、玄関帳場その他これらに類する設備(以下この条において「フロント等」という。)にカーテンその他の見通しを遮ることができる物が取り付けられ、フロント等における客との面接を妨げるおそれがあるものとして国家公安委員会規則で定める状態にある施設
ホ 客が従業者と面接しないで機械その他の設備を操作することによってその利用する個室の鍵の交付を受けることができる施設その他の客が従業者と面接しないでその利用する個室に入ることができる施設
2 法第二条第六項第四号の政令で定める構造は、前項第二号に掲げる施設(客との面接に適するフロント等において常態として宿泊者名簿の記載、宿泊の料金の受渡し及び客室の鍵の授受を行う施設を除く。)につき、次の各号のいずれかに該当するものとする。
① 客の使用する自動車の車庫(天井(天井のない場合にあつては、屋根)及び二以上の側壁(ついたて、カーテンその他これらに類するものを含む。)を有するものに限るものとし、二以上の自動車を収容することができる車庫にあっては、その客の自動車の駐車の用に供する区画された車庫の部分をいう。以下この項において同じ。)が通常その客の宿泊に供される個室に接続する構造
② 客の使用する自動車の車庫が通常その客の宿泊に供される個室に近接して設けられ、当該個室が当該車庫に面する外壁面又は当該外壁面に隣接する外壁面に出入口を有する構造
③ 客が宿泊をする個室がその客の使用する自動車の車庫と当該個室との通路に主として用いられる廊下、階段その他の施設に通ずる出入口を有する構造(前号に該当するものを除く。)
3 法第二条第六項第四号の政令で定める設備は、次の各号に掲げる施設の区分ごとにそれぞれ当該各号に定めるものとする。
① 第一項第一号に掲げる施設 次のいずれかに該当する設備
イ 動力により振動し又は回転するベッド、横臥している人の姿態を映すために設けられた鏡(以下このイにおいて「特定用途鏡」という。)で面積が一平方メートル以上のもの又は二以上の特定用途鏡でそれらの面積の合計が一平方メートル以上のもの(天井、壁、仕切り、ついたてその他これらに類するもの又はベッドに取り付けてあるものに限る。)その他専ら異性を同伴する客の性的好奇心に応ずるため設けられた設備
ロ 次条に規定する物品を提供する自動販売機その他の設備
ハ 長椅子その他の設備で専ら異性を同伴する客の休憩の用に供するもの
② 第一項第二号に掲げる施設 同号イからハまでのいずれかに該当する施設にあっては次のイに、同号ニ又はホに該当する施設にあっては次のロに該当する設備
イ 前号イ又はロに掲げる設備
ロ 宿泊の料金の受払いをするための機械その他の設備であって、客が従業者と面接しないで当該料金を支払うことができるもの

平成30年12月10日現在の情報です。

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