HOME > 遺言とは
遺言とは、人生の最終の意思や希望を書面にして、遺言者が亡くなった後に その内容の実現を保障する制度です。 一般に「ゆいごん」と言いますが、法律上は「いごん」と発音します。 最終の希望と言っても、死期が迫ってからでないと遺言書を作成できない というものではありません。 また、遺言者の最終の意思を尊重するものですから、遺言者が生きている間は、 いつでも何度でも自由に変更したり取り消したりが可能です。 遺言は遺言者が亡くなった後に効力が生じるので、効力が生じた後に、 相続人間で「遺言書が偽造されている」とか、「記載されている内容の意味が不明だ」 などの争いが生じても、遺言者本人にその真意を確かめることはできません。 そのため、法律は、できるだけ遺言者の意思を確保し、紛争を予防するため、 遺言書を作成する際に従うべき方式を厳格に定めています。 そして、この方式に従って作成されていない遺言書は無効とされてしまいます。 これから遺言書を作成しようとするならば、遺言の種類とその作成方法が法律で どのように定められているかを事前によく確認しておかなければなりません。

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